ニュース 石油・化学 作成日:2011年9月8日_記事番号:T00032426
エチレングリコール(EG)価格が、第3四半期に入り1トン当たり1,277米ドルと今年最高値まで急上昇し、一方原料のエチレン価格は値下がりしたことから利益幅が拡大、南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)や遠東集団傘下、東聯化学(OUCC)などEGメーカーの業績に恩恵をもたらしている。8日付工商時報が伝えた。
南亜プラは8月、火災事故を受けた検査で停止していたEGプラント4基が稼働を全面回復し、同月のEG売上高が40億2,000万台湾元(約100億円)に上り、全体で10%増収となった。東聯化学の8月売上高も、12億3,800万元と2008年の金融危機発生以降で2番目に高かった。
また、ナイロン原料のカプロラクタム(CPL)価格も7月から上昇、1トン当たり3,620米ドルに達しており、台湾で唯一CPLを生産する中国石油化学開発(CPDC、中石化)は恩恵を受けている。ただ同社の8月売上高は、アクリロニトリル(AN)価格を引き下げことで、過去最高を記録した7月(42億900万元)からは微減の41億5,200万元(前年同月比14.46%増)となった。
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