ニュース 電子 作成日:2011年9月8日_記事番号:T00032431
ヒューレット・パッカード(HP)がパソコン部門の再編を発表し、同社の将来戦略に不透明感が強まったことから、電子流通業界で宏碁(エイサー)製品に対する需要が高まり、同社の9月のPC受注台数が第1週だけで120万~140万台に達したことが分かった。8日付工商時報が伝えた。
エイサーの出荷台数は、7月が170万~190万台、8月が200万~220万台だったとされ、9月第1週の受注量は既に8月全体の半分に達したことになる。市場別では欧州からの発注が多いという。
市場関係者によると、エイサーのPC生産委託先、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)には、9月に入りエイサー側からの急な注文が舞い込んでいるという。
一方、エイサーはインテルが提唱する薄型軽量ノートPCカテゴリー「ウルトラブック」に対応し、10月にも新機種「Aspire S3」を全世界で発売するが、年内は月間出荷台数は、10万台程度にとどまるとみている。Aspire S3の定価は799~1,199ユーロ(約8万7,000〜13万円)で、他社製品より割高なため、競争力が劣ることが理由だ。
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