ニュース 社会 作成日:2011年9月9日_記事番号:T00032444
台湾全土の高速道路料金所の8〜9割には、その近くに地元一般道につながる業務用の道路が合計約40カ所設置されている。しかし、この業務用道路は長年、料金の支払いを逃れるための「秘密の抜け道」として使用する者が後を絶たず、交通部高速公路局はこのほど、「1年半後に全面封鎖する」と表明した。9日付聯合報が報じた。
この「抜け道」は本来、料金所従業員の出入りや高速道路交通警察の出動などでの利用を目的としている。しかし遠回りしてインターチェンジから高速道路に入るより便利で、しかも料金の支払いを逃れられることから、多くの地元住民に利用されてきた。
「一般車通行禁止」の標識も立てられており、通行はもちろん違法だが、地元議員などの圧力もあり、長年「公然の秘密」となっていた。
台湾の高速道路は現在、料金所間に出入口が設置されており、料金所を通過しなければ通行料を支払う必要はない。しかし2012年から距離比例式の課金方式が導入され、利用すれば必ず通行料がかかるようになる。これにより「抜け道」利用の不公平さが強まるため、厳しい措置が取られたようだ。
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