ニュース 政治 作成日:2011年9月9日_記事番号:T00032446
2009年に馬英九総統が国民党主席に復帰するのを前にした08年10月、王金平・立法院長が米国在台協会(AIT)のステファン・ヤング台北事務所長に、「党職員の多くが馬総統に対し『自分のことしか考えない』と不満を持っており、党を率いる能力に疑問を抱いている」などと語っていたことが、内部告発サイト「ウィキリークス」が公開した米外交公電で明らかになった。9日付中国時報などが伝えた。
王金平・立法院長は、今回のウィキリークス騒動で、馬総統をめぐる際どい発言が相次いで暴露されている(9日=中央社)
当時は馬総統の支持率が25%ほどだったため、党主席に復帰した場合、09年12月の統一地方選挙への影響を危惧(きぐ)する声が国民党内で多かったという。この時、王氏は呉伯雄主席(当時)の後任に連戦・元副総統を挙げたとされる。
一方、胡志強・台中市長が同年5月、ヤング所長に語ったところによると、馬総統が主席改選への出馬を決めたことを事前に伝えなかったことから、呉主席が激怒したという。さらに胡市長は、最後には馬総統が主席に復帰すると予測、連氏は政界の表舞台から去ることになるとともに、王氏が党内で重要な役割を演じることもないとの見方を示していた。
馬総統は09年6月に党主席選挙立候補を表明、同年7月に行われた党員投票で94%の得票率で当選した。
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