ニュース 政治 作成日:2011年9月9日_記事番号:T00032448
内部告発サイト「ウィキリークス」がこのほど公開した米外交公電によると、国民党の重鎮で前監察院長の銭復氏が、2009年に中国・海南島で開かれた博鰲(ボアオ)アジアフォーラムに台湾代表として出席した際、中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)の王毅主任から、「中国の政府上層部は、馬英九氏が中国と台湾は『一つの中国』に属することをより明確に表明することを望んでいる」との説明を受けていたことが明らかとなった。9日付自由時報が報じた。
同公電によると、銭氏は同フォーラム出席後、米国在台協会(AIT)のステファン・ヤング台北事務所長にこの情報を伝えたとされる。
王主任は当時、中国指導部内には中台が接近し過ぎているとの意見もあり、馬英九総統はこれら勢力を「なだめる」必要があると伝え、「われわれは馬氏にこれほど多くのことをしたのだから、彼もわれわれのために何かすべきだ」と強く求めたという。
これに対し銭氏は、「台湾内部では非常に意見が分かれており、馬氏がそうした表明を行うことは政治的に難しい」と返答、その上で王主任に「馬氏は中国にとって唯一の希望だ」と強調したとされる。
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