ニュース その他分野 作成日:2011年9月9日_記事番号:T00032449
財政部が8日発表した8月の輸出総額は前月比8.3%減の257億9,000万米ドルとなった。前月比減少について林麗貞・財政部統計長は、主に台塑集団(台湾プラスチックグループ)第6ナフサプラント(雲林県麦寮郷、通称六軽)の連続火災を受けた稼働停止が影響したと指摘した。なお前年同月比では7.2%増だったものの成長率は過去22カ月で最低となり、さらに台湾元に換算した場合は同3%減と今年3度目のマイナス成長となった。9日付経済日報などが報じた。
第6ナフサの一部停止を受け、石油製品を主とする「砿物製品」の8月輸出額は前月比53.9%減、前年同月比でも30.7%減、「プラスチック・ゴムおよびその製品」も前月比10.8%の大幅減となった。
またこれまで輸出額をけん引してきたスマートフォンなどを含む「情報・通信製品」輸出も米国向けの不調から前月比23.1%減、「電子製品」も同7.5%減となった。
ただ、1〜8月累計の輸出総額は前年同期比15.7%増の2,080億4,000万米ドルと同期としては過去最高を記録しており、財政部は「輸出成長は鈍化しているが、現時点で後退しているとは言えない」と説明した。
なお8月の輸入総額は前月比6.5%減、前年同月比6.4%増の231億6,000万米ドルだった。台湾元換算では3.8%減。
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