ニュース その他分野 作成日:2011年9月9日_記事番号:T00032453
フィッチ・レーティングスは8日、台湾の自国通貨建て長期発行体デフォルト格付け(ソブリン格付け)は「AA−」、外貨建て格付けは「A+」で変わらないと発表した。今年1月に台湾元建ての格付けが下がる原因となった、政府の債務問題が9カ月の間に好転したことなどを理由に挙げている。9日付工商時報が伝えた。
アジア太平洋地域のソブリン格付け担当責任者、アンドリュー・コルクホーン氏は台湾の財務力は他のAランクの国家・地域を上回ると評価し、今後2年の格付け見通しは「安定的」が続くだろうと述べた。
台湾の外貨建てソブリン格付けが「A+」である理由については、▽現政権が通貨政策やインフレ抑制などで成果を挙げている▽中台関係が改善して政治的な脅威が大幅に低下した▽財政赤字縮小のため税制改革に取り組み、短期間に成功した——の3点を挙げた。
なおフィッチは台湾のGDP(域内総生産)成長率を今年は5.1%、2012年は5.4%、13年は5.6%と、3年連続で5%を超えると予測している。
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