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李元総統、就任前は馬総統に高評価


ニュース 政治 作成日:2011年9月9日_記事番号:T00032456

李元総統、就任前は馬総統に高評価

 李登輝元総統が馬英九総統の就任直前の2008年5月14日、米国在台協会(AIT)のステファン・ヤング台北事務所長と会い、馬氏の総統就任について、「とても信頼している」と語っていたことが、内部告発サイト「ウィキリークス」で公開された外交公電で分かった。9日付中国時報が伝えた。

 李元総統は当時、馬総統を「自制心と決心があり、クリーンで清潔だ。陳水扁(前総統)と民進党より優れている」と持ち上げた。また、「古い国民党の人間と違い、台湾の民主的発展を促進できる。それに引き換え、陳水扁は台湾の民主化の流れを逆転させた」と述べ、馬総統と陳前総統を対比したという。

 しかし、李元総統の好評価も長続きはせず、同年10月にヤング所長と再び会った際には、馬総統就任以来5カ月間の成績は思わしくなく、指導者としての特質を欠いていると酷評した上で、「最初から一線より退こうとしていることが最大の過ちだ」と述べたという。