ニュース 運輸 作成日:2011年9月9日_記事番号:T00032457
開港から30年以上がたつ桃園国際空港は、15日から大規模な滑走路の再建工事に入る。交通部民用航空局(民航局)によると、工期は3年(5期)にわたる。この間南北2本の滑走路を交互に封鎖して工事を行うため、▽発着時間が1便当たり10分〜15分遅れる▽安全面のリスクが高まる──など懸念が出ている。9日付中国時報が伝えた。
今回の再建工事では、まず15日から年末まで北滑走路を閉鎖して補強工事を行う。この間は南滑走路および現在誘導路として使用されている「副滑走路」が利用されるが、1時間当たりの離着陸便数は50本から36本に減少する。このため、離陸までの待機時間が20〜30分に延び、特に離着陸が集中する午前の便は大きな影響を受ける見込みだ。
また来年明けからは南滑走路を封鎖、その後、南北交互に段階的に再建を進める。
業界関係者は、滑走路が減ることにより、運行間隔に余裕がなくなる上、これまで誘導路としていた「副滑走路」を利用することで航空機の滑走路への誤進入が発生する恐れもあり、安全リスクが高まると指摘した。
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