ニュース 社会 作成日:2011年9月13日_記事番号:T00032475
中秋節(旧暦8月15日)の三連休が終わった。天候にも恵まれた今年は、台湾各地で定番のバーベキュー大会が開かれ、例年に違わず、後にはゴミの山が残された。連休前後も含め、台北市では60トンを上回るゴミが出たという。
今ではすっかり国民的行事となった中秋節のバーベキュー。台北市では3日間、市内11カ所の河川敷が開放され、多くの市民がバーベキューを楽しんだ。このうち、文山区の恒光橋河浜公園では、午後4時ごろから人出が増え始め、夕食時の午後6時には市民が公園を埋め尽くした。場所を確保できず、道路でバーベキューをする人もいたほどだった。
もともと公園にはバーベキューをするための設備は整っていない。そのため、手洗い場が臨時の台所に大変身し、肉や貝、果物など食材を洗う人々が長蛇の列を作った。中には、夕方からスタートし、翌朝まで夜通しのバーベキューを楽しむツワモノも。宴の後、公園を汚したままで帰宅するケースがほとんどで、清掃員がそうじを終えた後も、連日100袋以上のゴミが出る始末だ。
残されたゴミは、バーベキュー用具や紙箱、ビニール袋、使い捨ての食器類、割りばしや竹串、木炭の残りかす、飲み物の瓶や缶、真っ黒焦げの食べ物など。台北市環境保護局によると、三連休の前夜、9日の夜から中秋節当日12日の正午までに処理したゴミの量は41トンで、13日朝の処理分を含めると60トンを超える見通しだというから、清掃員の疲労もピークだ。
ちなみに、指定された公園でのバーベキューに対する苦情は少ないが、道路や家の軒下などでのバーベキューは問題も多い。その大半はバーベキューの煙や、騒音が原因で、10日、11日の2日間だけで計57件の苦情が環境保護局に寄せられた。これにより例年より2割ほど多い38件の、違反行為に対する是正勧告通知が出されたという。
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