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総統選の民進党副総統候補、蘇嘉全氏に決定


ニュース 政治 作成日:2011年9月13日_記事番号:T00032482

総統選の民進党副総統候補、蘇嘉全氏に決定

 野党・民進党の総統選公認候補、蔡英文主席は9日、副総統候補として同党秘書長の蘇嘉全氏を指名したと発表した。 


蘇嘉全氏(右)を副総統候補に指名した蔡英文・民進党主席(左)。同党の世論調査によると、国民党の馬英九・呉敦義ペアの支持率44%に対し、蔡・蘇ペアは43.6%に迫った(9日=中央社)

 蘇嘉全氏は1956年屏東県生まれの54歳。86年の民進党結党以来の党員で、97年屏東県長に当選、2期目の04年、陳水扁政権の内政部長に抜てきされた。09年、党秘書長に就任し、蔡主席による野党転落後の党刷新を支えてきた。10年、県市合併に伴う台中市長選挙に立候補し、現職の胡志強氏(国民党、63歳)を3万1,000票余り差まで追い詰める接戦を演じた。

 民進党は当初、彭淮南・中央銀行総裁、林全・元財政部長、林信義・元行政院副院長ら、同党以外の経済に明るい人物の起用を模索したが、うまく行かず、結局、党内から人材を選抜した。

 来年の総統選挙では中部の投票動向が鍵になるとの観測があり、蘇氏は台中市長選で善戦した実績が武器になると期待されている。