ニュース 石油・化学 作成日:2011年9月13日_記事番号:T00032488
スチレンモノマー(SM)の需要が回復して8月の契約価格が上がったことにより、台湾スチレンモノマーは同月、黒字転換を果たした。同社はSMの生産ラインを2本有しており、年産能力は計34万トン。そのうち年産能力23万トンの生産ラインで9月中旬まで保守を行っている。終了後の生産能力に占める出荷量は7、8月の40%から80〜90%に上がる見通しだ。13日付経済日報が伝えた。
同社8月の売上高は前年同月比40.92%減の6億3,600万台湾元(約16億6,000万円)と不振だった。しかし、契約価格が7月の1,457米ドルから1,501米ドルに上がったことから、2,400万元の利益が出て黒字転換を果たした。
第2四半期にSMのオファー価格が低迷したため、国喬石油化学(グランド・パシフィック・ペトロケミカル)や台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー)の経営にも影響した。だが、第3四半期に入って一部メーカーが年次保守を行うことや川上原料のベンジンの値上がりでSMのスポット価格は徐々に上昇している。
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