ニュース その他分野 作成日:2011年9月14日_記事番号:T00032509
行政院環境保護署(環保署)は13日、中部科学工業園区(中科)第4期二林園区(彰化県二林鎮)をめぐり、廃水専用排出管設備が完成するまで、企業の進出を認めないとする決定を下した。14日付工商時報が伝えた。
これに先立ち、中科管理局は排出管設備の完成を待たず、企業の進出を認めるよう、環保署に申し立てていた。
環保署の決定を受け、中科管理局は二林園区の開発再開をひとまず凍結した。16日には同園区からの排水管を沖合にまで延長した場合の環境への影響に関する審査が行われることになっており、管理局は同審査の通過を目指すことにしている。
楊文科・中科管理局長は「二林園区の開発計画は環境影響評価で行き詰まっており、開発が遅れている。進出資格を取得している企業の焦りは大きい」と述べ、一部企業が園区外で代替用地の確保に動いていることを明らかにした。
二林園区では、液晶パネル大手の友達光電(AUO)が第11世代の液晶パネル工場2カ所、太陽電池モジュール工場2カ所を建設する方針を示し、総額4,000億台湾元(約1兆円)の投資計画が認可されている。中科管理局は、このまま開発計画が遅れた場合、AUOの工場着工が当初予定の来年から2013年にずれ込むことを懸念している。
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