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中央研究院、C型髄膜炎ワクチンの開発に成功


ニュース 医薬 作成日:2011年9月14日_記事番号:T00032518

中央研究院、C型髄膜炎ワクチンの開発に成功

 中央研究院は13日、同院ゲノム科学研究センターの呉宗益博士(副研究員)率いる糖質合成研究チームがC型髄膜炎ワクチンの開発に成功したと発表した。14日付経済日報などが伝えた。

 同ワクチンはオリゴシアル酸の合成技術を利用して開発された。研究結果には既にバイオテクノロジー分野の複数の企業が技術移転先として名乗りを上げており、今後動物実験などを経て、技術移転契約が結ばれる見通しだ。年内にも進展が見込まれるという。業界では同ワクチンの市場規模が35億米ドルに達すると試算している。

 翁啓恵院長は同日、北海道で開かれたシンポジウムで講演し、「多糖合成によるワクチン開発は、技術が複雑で、数十年にわたり成果が得られなかったが、呉博士の研究で革命的な進展があった」と説明した。

 その上で、多糖合成技術はがんやエイズの診断・治療などにも将来的に応用が期待されると指摘した。