ニュース 食品 作成日:2011年9月15日_記事番号:T00032557
飲料大手、黒松の張斌堂董事長は14日、保健食品市場に参入する意向を表明した。創立86年の老舗企業のイメージから脱却するための新たな経営戦略で、「同市場への参入は遅れたため、他社の合併によって規模拡大を図る可能性もある」と発言した。15日付経済日報が報じた。
14日、台北市・微風広場(ブリーズセンター)内の博物館「黒松世界」で行われたリニューアル発表会には、呉敦義行政院長(中)も出席した(14日=中央社)
同社は「黒松汽水」、「黒松沙士」などの炭酸飲料が知られており、年間50億~60億台湾元(約130億~155億円)規模の台湾炭酸市場で安定したシェアを維持しているが、市場そのものは既に成熟している。
このため同社は、現在売上構成比が1%以下の保健食品に新たな活路を求めるべく、企画部傘下に専門の部署を設ける意向だ。張董事長は、同社の「茶花緑茶」が早ければ年末に行政衛生署から保健食品としての認定を得られる見通しで、15%の貨物税(物品税)が免除となる上、体脂肪率低下効果で売上増が期待できると語った。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722