ニュース 運輸 作成日:2011年9月16日_記事番号:T00032567
海運大手、陽明海運(ヤンミン・マリン・トランスポート)が、台湾国際造船(台船)に発注していた台湾初となる1万TEU(20フィートコンテナ換算)クラスの超大型船の建造を一時停止したことが分かった。今年は同規模の新造船が世界的に増えており、供給過剰などを懸念したとみられる。台船も陽明海運から申し出があったことを認めている。16日付工商時報が伝えた。
今年1~7月に世界各国の造船会社が受注した額は206億米ドルを超えた。コンテナ換算すると150万TEUで2009年の約19倍だ。そのうち1万TEU以上の超大型船の受注件数は52隻、計76万5,000TEU。既に引き渡し済みの同規模の船舶は105隻、132万TEUに達している。
しかし台湾にある複数の外資系海運会社の関係者は、陽明海運は必ず超大型船の発注を再開するとみている。陽明海運はアジア~欧州航路のシェアと競争力維持を望んでいるため、現在の低価格で建造した超大型船の投入は避けられないからだ。同社幹部も新造船の必要性を認めており、改めて発注時期や隻数を検討する考えのようだ。なお陽明海運は上半期に約9,000万米ドルの赤字を計上した。
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