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北部の都市部、売れ残り物件1年分


ニュース 建設 作成日:2011年9月16日_記事番号:T00032570

北部の都市部、売れ残り物件1年分

 不動産専門誌「住展雑誌」はこのほど、台湾北部の都市部では今年1~8月の売れ残り物件が総額3,438億台湾元(約9,000億円)相当あり、今後新規物件の発売がないと仮定しても、1.18年分の需要を満たせるとの試算をまとめた。特に新北市では1,514億元相当の物件が売れ残っている。16日付工商時報が伝えた。

 同誌の倪子仁研発長は「北部の都市部にある予約物件や新築物件では、8月に入り、見学者や成約件数が前月を10~20%下回っている」と指摘した。

 倪研発長はまた、総統選候補がいずれも住宅問題を重要課題に掲げ、不動産市場は再び引き締めのターゲットとなっていると指摘した。成約件数は2月のぜいたく税導入発表以前の水準を回復しておらず、不動産業界では物件売れ残りへの懸念が広がっている。

 同誌は先ごろ、北部、台中、高雄の3大都市圏での住宅物件の新規発売総額が今年は9,500億元となり、昨年に比べ11.5%減少すると予測した。