ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2011年9月16日_記事番号:T00032576
鉄筋大手の東和鋼鉄企業(東鋼)は、スクラップ価格の値上がりや台湾元安などによるコスト上昇分をカバーするため、主力のH形鋼の価格を1トン当たり500台湾元(約1,300円)値上げすると発表した。値上げは半年ぶりとなる。値上げ後の基本価格は同2万7,000元となる。16日付経済日報が伝えた。
同社幹部は「夏場は鉄鋼業界の非需要期に当たり、電炉系メーカーが減産に入ったが、スクラップ価格は値下がりせず、米国のコンテナ積みスクラップが同490米ドルに迫っている。原料コストと需要期入りを考慮し、H型鋼の値上げを決めた」と説明した。証券会社は、今後需要期を迎える同社の業績が第4四半期にかけ、好調に推移すると予測している。
同社の今年上半期の純利益は前年同期のほぼ2倍となる15億5,900万元だった。証券会社は、非需要期の第3四半期は減産を実施したため、出荷量に影響が見込まれるが、10月以降は北半球のスクラップ不足で、鋼材価格が値上がりし、収益力の向上が見込まれると指摘した。
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