ニュース 政治 作成日:2011年9月19日_記事番号:T00032593
民進党の蔡英文主席が総統選挙出馬に当たり、馬英九政権の「一中各表(一つの中国、それぞれの解釈)」の「1992年の共通認識(92共識)」に代わる、台湾としての新たな対中コンセンサス「台湾共識」をまとめることを主張している。蔡主席が先週の訪米中に、中国との統一までもがこれに含まれ得るとの認識を示したことに対し、馬総統選対事務室の金溥聡執行長(前国民党秘書長)は、「政界を混乱させているだけでなく、一般人にとってはさらに不明確だ」と批判。まず民進党内で多数の合意を取り付けて同党としての台湾共識をまとめるべきだ」と訴えた。その上で、「台湾共識」の選択肢の中に将来の中台統一も入るなら、国民党はこれを尊重すると述べた。19日付中国時報が伝えた。
蔡主席の台湾共識提唱には馬英九総統も「内容がなく、予約販売住宅のようだ」と批判した。これに対し蔡主席は18日、「最終的な決定権は台湾人の手にある。それが台湾共識の精神だ」と説明した上で「台湾住民が共同で設計し、最高の材料と技術を用いれば、美しく安全な家が建てられる」と反論した。そして、「92共識」に対しては「未申請の違法建築ようなもの」と批判した。

「馬総統が台湾独立を選択肢に入れることはあり得るか」との質問に金溥聡氏は、「米国が思想上は共産主義を許容しつつ、具体的な行動に出れば国家への反逆として許さないのと同じだ」と語った(中央社)
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