ニュース 電子 作成日:2011年9月19日_記事番号:T00032612
光電科技工業協進会(PIDA)の統計によると、今年上半期の台湾メーカーによる電子ペーパー生産額は前年同期比70%増の132億台湾元(約343億円)と大幅成長となった。応用先の電子ブックリーダーは、スマートフォンとタブレット型パソコンの普及によって打撃を受けるとみられていたが、予想に反する展開となっている。19日付電子時報が伝えた。
電子ペーパー台湾最大手の元太科技工業(EIH)は、8月に過去最高の連結売上高34億7,400万元を記録。主要顧客が電子ブックリーダーの新製品を相次いで市場に投入したことで恩恵を受けた。第3四半期はさらに100億元に達すると予想されている。
電子ペーパーはバックライトを使わない反射式のため目に優しく、薄型軽量で携帯に便利で節電機能にも優れている点が強みだ。特に子どものころから読書の習慣のある欧米では、クラウドダウンロード機能により、本1冊を買うよりも低価格でデータを入手できることが普及に一役買った。なお、電子ペーパーの用途は、電子ブックリーダーのみならず、電子タグ、時計、USBなどにも広がっている。
電子ブックリーダーはタブレットPCへの対抗上、低価格化が進んでおり、第4四半期は需要期の購買意欲を刺激すべく、さらなる値下げが予想されている。
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