遠東集団（ファーイースト・グループ）は、遠伝電信（ファーイーストーン・テレコミュニケーションズ）の通信インフラを活用し、第４四半期にもモバイル電子商取引事業に参入する。20日付工商時報が伝えた。
徐旭東董事長の構想によれば、遠東集団は通信、百貨店、量販店、銀行、ポイントカードの快楽購（ハッピーゴー）、ネット販売の快楽購物網（ゴーハッピー）などを網羅する電子ビジネス産業チェーンを構築する考えで、ユーザーがいつでもどこでもスマートフォンやタブレット型パソコンを使い、百貨店や量販店の店頭商品を購入できるようにするなどのサービスを開始する予定だ。
これに向け、遠東集団のグループ企業は「モバイルコマースエコシステム」の構築を進めており、専門チームも設置された。専門チームにはハッピーゴーを展開する鼎鼎聯合行銷を中心に、▽遠東国際商業銀行▽亜東電子商務▽遠伝▽太平洋崇光百貨（太平洋そごう）▽遠東百貨（ファーイースタン・デパートメントストアズ）▽愛買（ａマート）──が加わっている。
