ニュース 電子 作成日:2011年9月20日_記事番号:T00032641
インテルが提唱する薄型軽量ノートパソコンの新カテゴリー「ウルトラブック」がPC市場の「救世主」と期待される中、20日付電子時報は、ODM(顧客ブランドで設計から製造までを担当するメーカー)にとっては「毒薬」となるとの見方を示した。薄型軽量のウルトラブック向け部品は高コストなため、現在ODMの利益は1台当たり5〜10米ドルと従来製品の10〜20米ドルの半分となっていることが理由だ。既に3〜4%まで落ち込んでいるODMの粗利益率をさらに引き下げることになりそうだ。
業界関係者によると、薄さと軽さを追求するウルトラブック用の部品価格は、アルミ製のユニボディ構造を採用した筐体(きょうたい)で従来型プラスチック筐体の5〜7倍、中空ヒンジで従来品の3〜5倍となっている。
一方で、ウルトラブックが今後、アップルの「MacBook Air(マックブック・エア)」に対抗して市場の主流となるには、販売価格を1,000米ドル以下に抑える必要があるとの見方が出ており、ODMにとっては利幅の縮小が懸念される。
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