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東聯化学、稲わらからペットボトル原料生産へ【図】


ニュース 石油・化学 作成日:2011年9月21日_記事番号:T00032662

東聯化学、稲わらからペットボトル原料生産へ【図】

 遠東集団傘下の東聯化学(OUCC)は、年産60万トンのエチレングリコール(EG)プラントを建設する。投資額は100億台湾元(約255億円)以上。うち20万トンは稲わらを原料に活用して生産し、コカ・コーラの分解可能ペットボトル用として供給を見込む。来年にも着工し、2013~14年の操業開始を見込む。21日付経済日報が伝えた。

 稲わらはまずバイオエタノールに加工され、EGの原料となるエチレンに再加工される。東聯の親会社で化学繊維メーカーの遠東新世紀(旧遠東紡織)は、ペットボトル原料、ポリエチレンテレフタレート(PET)メーカー台湾最大手で、稲わら原料の製品は、同社の主要顧客のコカ・コーラ向け納入が見込まれる。

 東聯は南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)に次ぐ台湾2位のEGメーカーで、現在の年産能力は25万トン。新プラントの操業開始で、年産能力は85万トンまで高まる。