20日付工商時報が外電の報道を基に伝えたところによると、鴻海科技集団（フォックスコン）が８月より、近く発売されるとみられる米アップルのスマートフォン、iPhone5の生産体制を強化したとの観測が出ている。
同社は従来iPhone4用だった生産ラインをiPhone5用に転用したもようで、iPhone5の月産量は８月までの500万〜600万台から、９月には660万台に拡大する見通しだ。
なお世界各地のアップル販売店でのiPhone4の在庫減少も、川上メーカーによる同機種の生産削減観測の根拠となっている。
また、タブレット型パソコンの新機種「iPad3」については、鴻海傘下の富士康国際（ＦＩＨ）のブラジル工場の稼働により、出荷時期が来年第１四半期から今年12月に前倒しになるとの予測も出ている。
