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フレキシブル基板市場、「5年は好景気続く」


ニュース 電子 作成日:2011年9月21日_記事番号:T00032669

フレキシブル基板市場、「5年は好景気続く」

 21日付電子時報は、フレキシブルプリント基板(FPC)生産額について、今年、来年とも2けた成長が見込め、少なくとも今後5年は好景気が続くとの業界関係者の見方を伝えた。単価は毎年15~20%下落するが、需要の拡大で補える見込み。市場調査会社の米Prismarkも、フレキシブル基板世界市場は今年18%成長、来年15.1%成長と予測している。

 フレキシブル基板は現在、IT製品・コンシューマ電子製品向けが8~9割を占め、携帯電話なら1台当たり3~6枚、ノートパソコンなら4~6枚が使用されている。電子製品の軽量薄型化に伴い、薄くて軽い上、曲げられるという特性を持つフレキシブル基板は今後、スマートフォンで6~8枚、タッチパネル機能搭載ならプラス1~2枚、タブレット型パソコンで13~15枚、電子ブックリーダーなら16枚へと需要が増える見通しだ。

 こうした中、フレキシブル基板メーカーの嘉聯益科技(キャリア・テクノロジー)、台郡科技(フレキシウム・インターコネクト)、毅嘉科技(ICHIAテクノロジーズ)や、主要材料のポリイミド(PI)フィルムメーカー、達邁科技(タイマイド・テクノロジー)などが生産能力増強を進めている。ただ、市場では供給過剰を懸念する声も聞かれる。