ニュージーランド第２位の３Ｄ（３次元）アニメーション制作会社、Huhu Studiosは22日、計6,000万台湾元（約１億5,000円）を投じて高雄市の駁二芸術特区に制作センター、高雄軟体科技園区（高雄ソフトウエア・テクノロジー・パーク）に研究開発（Ｒ＆Ｄ）センターを設立すると発表した。アニメや特殊効果の人材育成センターのほか、将来はアニメ博物館、テーマパークの開設も検討している。23日付工商時報が伝えた。
陳菊・高雄市長（左）を訪問したYaxley ＣＥＯ（中）は、将来は台湾の民間企業とも協力し、高雄で制作したアニメを世界で売り出したいとの意気込みを語った（22日＝中央社）
Trevor Yaxley同社ＣＥＯ（最高経営責任者）は進出の理由について、台湾はＩＴ産業の基盤が堅固な上に知的財産権が法律で守られていることに加え、中台間の海峡両岸経済協力枠組み協議（ＥＣＦＡ）発効により、高雄を拠点に大中華市場への進出が可能になったことを挙げた。
