ニュース 商業・サービス 作成日:2011年9月23日_記事番号:T00032715
ケーブルテレビ事業者の台湾寛頻通訊顧問(TBC)は22日、デジタル化の推進に今後4年間で20億台湾元(約50億円)を追加投資すると発表した。デジタル放送用セットトップボックス(STB)の調達やデジタル放送ネットワークの整備などに充てる。23日付工商時報が伝えた。
TBCは複数のケーブルテレビ局を傘下に持つマルチプル・システム・オペレーター(MSO)としては業界3位。同社はデジタル化推進に向け、晨星半導体(Mスター・セミコンダクター)、有料テレビ用スクランブルシステム大手のナグラビジョンと提携する。
投資予算のうち、15億元はMスターからのSTB調達に充てる。ナグラビジョンはMスターとの提携で、遠隔録画やインタラクティブ(双方向)機能などを備えた新型STBの開発を進め、台湾を中国やインドへの進出の足掛かりにしたい構えだ。
国家通訊伝播委員会(NCC)の統計によると、台湾のデジタルテレビ普及率は現在9%前後にとどまっており、行政院が定める2015年時点で50%のデジタル化完了という目標にはまだ程遠い。
こうした中、TBCは過去数年でデジタル化に40億元を投資。凱擘(kbro)は今後5年間で52億元、中嘉網路(チャイナ・ネットワーク・システムズ)は今後7年間で75億元の投資を予定している。
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