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セメント各社、10月から15%値上げへ


ニュース その他製造 作成日:2011年9月23日_記事番号:T00032718

セメント各社、10月から15%値上げへ

 経済部貿易調査委員会は22日、中国産のポルトランドセメント(コンクリートの原料として使用される最も一般的なセメント)とその加工品について、ダンピング(不当廉売)により台湾のセメント業界に実質的損害が生じていると認定した。これにより、95.29%の反ダンピング関税が正式に適用される可能性が高まった。これを受け、台湾セメント業界各社は、10月初めにも約15%の値上げを行う方向で準備している。23日付経済日報が伝えた。

 台湾水泥(台湾セメント、台泥)、亜洲水泥(アジアセメント、亜泥)などは同日、適正なコストを反映させるため、新規受注分から販売価格を見直すと表明した。ただ、既に受注した分については、価格を据え置く。

 市場関係者は、今回の値上げ幅が1トン当たり300台湾元(約750円)で、新価格は同2,400元になるとみている。セメント各社の業績は、第4四半期以降、回復軌道に乗る見通しだ。

 中国産ポルトランドセメントには、今年5月の仮決定により、大宇水泥(大宇セメント)に95.26%、その他メーカーに95.29%の反ダンピング関税が適用されている。