ニュース 商業・サービス 作成日:2011年9月26日_記事番号:T00032742
経済部統計処が23日発表した8月の卸売・小売・飲食業界全体の売上高は、前月比1.84%減の1兆2,113億台湾元(約3兆円)で、小売業、飲食業、卸売業すべてで前月比マイナスとなった。欧米の景気減速に伴う世界的な株価下落が消費動向に反映した可能性がある。なお、前年同月比では4.7%の成長となった。24日付工商時報などが伝えた。
小売業売上高は前月比4.01%減、前年同月比3.28%増の3,058億元。このうち「百貨店」は前月比5.54%減、「コンビニエンスストア」は同0.59%減となり、末端の消費意欲に影響が出ていることがうかがえる。「自動車および部品」も、大きな買い物には縁起が悪いとされる「鬼月」(旧暦7月、今年は7月31日~8月28日)の影響で前年同期比で1.75%(約3億5,000万元)の伸びにとどまった。
卸売業売上高は前月比0.99%減、前年同月比5.18%増の8,741億元。飲食業売上高は前月比3.51%減、前年同月比5.47%増の315億元だった。
経済部が企業に対して行った9月の見通し調査では、卸売業、飲食業とも指数が50ポイントを下回り悲観傾向が示された。経済部統計処の黄吉実処長は、9月の商業売上高は8月からさらに減少するとみている。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722