ニュース 石油・化学 作成日:2011年9月26日_記事番号:T00032750
24日付工商時報によると、台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)は、同社の米国ルイジアナ州およびテキサス州の両工場のエチレン年産能力を、現在の計162万トンから210万トンに引き上げる。同時にプロピレンも計115万トンに引き上げ、2013年末の稼動を目指す。
同社は川下メーカーのエチレン需要量が約200万トンに上るため、現在は40万トンを外部から調達している。証券会社は同生産能力増強計画の投資総額は約300億台湾元(約760億円)と推測している。
両工場での生産には頁岩(シェール)層から採取される天然ガス、シェールガスを用いている。米国はシェールガスの採掘技術が高く、供給量が大幅増加した結果、価格が下落しているため、ナフサ分解による製法と比べ生産コストが割安だ。
同社米国工場は現在、300本のガス井を所有している。天然ガス価格下落の恩恵を受け、今年上半期の純利益は87億8,000万元と昨年同期に続き過去最高を更新した。
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