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上半期の広告市場240億元、過去6年で最高


ニュース 商業・サービス 作成日:2011年9月27日_記事番号:T00032768

上半期の広告市場240億元、過去6年で最高

 凱絡媒体服務(カラットメディア)の最新調査によると、台湾の今年上半期の5大メディア(テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、屋外広告)の広告・宣伝費総額は240億台湾元(約600億円)で、過去6年で最高となった。主な広告主は化粧品、医薬・美容、自動車業界。また台湾広告市場の今年通年の成長率は4.6%と予測している。27日付工商時報が伝えた。

 台湾安吉斯媒体集団(イージス・メディア・グループ)の楊淑鈴執行長(CEO)は、中国からの個人旅行客解禁による商機の拡大、高齢化に伴う健康・医療用製品の需要増加、タブレット型パソコンやスマートフォンのブーム、テレビのデジタル化などで、下半期の内需産業も引き続き好感できると説明している。また、季節的要因の消費需要の増加、および来年1月の総統選などで、台湾広告市場は依然成長の余地があると語った。

 カラットメディアでは、今年の世界全体の広告市場総額は前年比5%成長の4,810億米ドルに達し、金融危機以前の水準を回復すると予測している。中国は14.8%、アジア太平洋地域地区は7.1%の成長予測だ。媒体別では、デジタルと屋外の成長が顕著で、次いでテレビ、映画、ラジオ、新聞の順となっている。