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米ドル決済システム、1年以内に整備へ


ニュース 金融 作成日:2007年10月22日_記事番号:T00003277

米ドル決済システム、1年以内に整備へ

 
 行政院金融監督管理委員会(金管会)はこのほど、台湾の外国為替市場で長年設置が望まれていた米ドル決済システムを1年以内に整備することを決めた。外貨建て債権、米ドル建てのコマーシャル・ペーパー(CP)の発行などが増えていることに対応した動きで、取引コストや送金手数料の低減が期待される。22日付経済日報が伝えた。

 金管会、中華民国銀行公会、中華民国票券金融商業同業公会の三者は、既に米ドル決済銀行の選定方法を取りまとめ、中央銀行に意見を求めている。中央銀行も米ドル決済銀行の設置を基本的に支持している。

 金管会は、外資系銀行は拠点数が少ないため、米ドル決済銀行の選定に当たっては国内銀行を優先し、5年に1回選定し直す方針を示している。

 現在台湾には台湾元による決済システムしかないため、外貨送金の手続きが非常に煩雑だ。例えば、銀行で米ドル送金を行う場合、市中銀行から台湾銀行のニューヨーク支店を経由して決済を行う必要があり、2~3日の時間が必要となっている。