ニュース 金融 作成日:2011年9月27日_記事番号:T00032772
中央銀行が26日発表した8月の通貨供給量(マネーサプライ)統計によると、株式市場への投資待機資金の指標となるM1B(現金通貨と預金通貨)の伸び率は前年同月比で7.44%、M2(現金通貨、預金通貨、定期預金など準通貨の合計)の伸び率は同6.16%だった。両者の差は1.28ポイントまで縮小し、市場では、M1Bの伸び率がM2の伸び率と逆転する「デッドクロス」が目前に迫ったとの見方がさらに強まっている。27日付工商時報が伝えた。
8月はM1BとM2双方の伸び率がいずれも低下し、M1Bは2年5カ月ぶりの低い伸びとなった。
宝華総合経済研究院の梁国源院長は「デッドクロスに向かう基調に変わりはないが、10月末に発表される9月の統計でデッドクロスを迎えるかは分からない」と指摘した。
銀行幹部は「世界的な株価不安で、台湾株が急落し、安全な定期預金に資金が向かうのは合理的なことであり、M1Bの伸び率低下は加速せざるを得ない」と分析した。
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