ニュース 石油・化学 作成日:2011年9月27日_記事番号:T00032773
タイヤ原料、ブタジエンの極東地域でのオファー価格が急落し、今週1トン3,000米ドルの大台を割り込んだことで、第4四半期は合成ゴムの価格下落が避けられなくなった。これにより正新橡膠工業や南港輪胎(南港タイヤ)などのタイヤメーカー、派生品のABS(アクロルニトリル、ブタジエン、スチレン)を製造する国喬石油化学(グランド・パシフィック・ペトロケミカル)など石化メーカーはコスト圧力が低減され、粗利益率が上昇する見通しだ。27日付経済日報が伝えた。
ブタジエンは昨年第4四半期から需給ひっ迫が続いて価格が上昇し、7月初めに1トン4,500米ドルの過去最高値を付けていた。一方、もう一つのタイヤ原料である天然ゴムの価格は1トン4,600〜4,700米ドルで安定している。
なお台湾中油(CPC)が26日、9月のブタジエン契約価格を今年最大の約11%値下げして1トン390米ドルとしたため、ゴム大手の台橡(TSRC)や南帝化学工業(ナンテックス・インダストリー)の9月利益は前月比増が見込まれる。
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