ニュース 自動車・二輪車 作成日:2011年9月27日_記事番号:T00032776
日本円と人民元相場の上昇に加え、中台間の海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)で将来、完成車のゼロ関税実現も考えられることから、日産自動車は中台における生産の分業体制確立を急ぐもようだ。中国での生産停止がうわさされる「マーチ」は裕隆汽車集団が台湾で組み立て、中台で販売する計画もあるという。27日付工商時報が伝えた。
裕隆日産汽車の李振成協理は26日、急激な円高により日産自動車は海外への生産分散を急いでおり、中国の東風日産汽車の生産能力と台湾の生産能力および高品質部品を活用する可能性があると説明した。「ブルーバード」組み立ても台湾に集中させることを計画しているが、実現の鍵はやはりECFAによる完成車のゼロ関税化だという。
李協理はさらに、今後も台湾元安が続けば台湾で製造した部品を中国に輸出する可能性が高まるとの期待感を示した。
なお裕隆日産は今年の新車販売台数を当初目標の3万9,000台から4万1,000台に引き上げた。今年12月に発売する新型マーチに期待して来年も15%増の4万7,000台とし、従来目標の「2015年にシェア15%」を前倒しで達成させたい考えだ。
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