三井住友海上グループ傘下、明台産物保険の葉聡煌総経理は27日、グループのリソースを生かし、台湾で契約するだけで世界中でサービスが受けられる「グローバル保険プログラム」を法人顧客向けに販売していく考えを示した。グローバル保険には、▽資産管理が容易▽海外各地での保険申し込みが不要──などの利点があるという。28日付工商時報などが伝えた。
今年で設立50周年を迎えた同社で、７月に就任したばかりの葉総経理は、２年前に損害保険料率の完全自由化が実施されて以来、業界では競争が激化しているが、今後は主力商品以外に、顧客の需要に応じて多様な商品を開発していきたいと意気込みを語った。
なお同社１〜８月の保険料収入は、前年同期比９％増加し、市場シェアは8.9％だった。
