ニュース 医薬 作成日:2011年9月28日_記事番号:T00032797
高齢化の進展に合わせ、宜蘭県羅東鎮の羅東聖母医院が、高齢患者にやさしい台湾初の「老人医療ビル」の建設を計画している。28日付中国時報などが報じた。
「老人医療ビル」は高齢患者の需要に配慮したサービスを行うことがコンセプトで、老人医学、介護、認知症看護、リハビリテーションなどの特別エリアを設ける。
同病院の陳永興院長は、「院長就任初日、5階のリハビリ科に行くために、車いすの老人たちがロビーのエレベーター前に集まっているのを見て驚いた。現在の病院はトイレにすべり止めがなかったり、階段に手すりがなかったりと老人には不便だ」と述べ、高齢者への配慮が行き届いた病院の必要性を訴えた。
同ビルの建設費は5億台湾元(約12億6,000万円)が見込まれ、母親が宜蘭出身の著名映画監督、呉念真氏が募金を呼びかけている。
台湾は22年後に世界で最も高齢化が進んだ社会になると予想されているが、医療現場はまだ高齢化の進行に十分対応できていない。現在老人医学の専門医師は台湾全土で700人余りで、計算上では医師1人が3,300人の高齢者をケアすることになる。
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