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エルピーダの瑞晶完全子会社化、「交渉の価値あり」=パワーチップ【表】


ニュース 電子 作成日:2011年9月28日_記事番号:T00032815

エルピーダの瑞晶完全子会社化、「交渉の価値あり」=パワーチップ【表】

 エルピーダメモリの坂本幸雄社長がこのほど、瑞晶電子(レックスチップ・エレクトロニクス)の完全子会社化を目指す方針を明らかにしたことに対し、レックスチップ株式の36%を保有する力晶科技(パワーチップ・テクノロジー)の譚仲民・副総経理は27日、「この件について双方で話し合ったことはなく、坂本社長の意図は分からない」としながらも、「(レックスチップが生産する)パソコン用DRAM市場に当社が立ち返ることはないため、日本側が提案すれば交渉に応じる価値はある」とコメントした。28日付工商時報などが報じた。

 このほど日本メディア各社の取材に応じた坂本社長は、為替変動に左右されない生産体制の構築を図ることを目的とし、レックスチップの完全子会社化推進を表明。さらに広島工場(広島県東広島市)の汎用DRAM生産能力の約4割を台湾に移管する考えを示した。

 なお27日付蘋果日報は、レックスチップの新工場(R2)は既に工場棟と機電設備の設置が完了し、年内に水処理施設、自動化設備、クリーンルームなどの設置を進める方針とされるが、広島工場の設備が移設されるとなれば、R2工場の稼働は前倒しされる可能性があると指摘した。