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「セブン−イレブンへどうぞ」、ファミマが前代未聞の張り紙


ニュース 社会 作成日:2011年9月29日_記事番号:T00032818

「セブン−イレブンへどうぞ」、ファミマが前代未聞の張り紙

 彰化県鹿港鎮の民権路にある全家便利商店(台湾ファミリーマート)。深夜に訪れた買い物客は、入り口の自動ドアに張られた2枚の張り紙を見て目を疑った。1枚目の紙には「店員は用事で店を離れます、すみません」と書かれてある。そして2枚目。そこにはなんと「7−11へ行って下さい」の文句が。ご丁寧にセブン−イレブンの店舗がある方向を指す矢印まで添えてある。

 この間にやってきた客はまず1枚目に対し、「24時間営業のコンビニで店員が店を空けちゃダメだろ」とお叱りの声。その上で2枚目に対しては「あれ?セブン−イレブンといえば、ファミリーマート最大のライバルだろう!」「こんなの見たことない!」——深夜勤務の店員が張った張り紙に、呆れるやら苦笑するやら。

 矢印の先にあるセブン−イレブンは、このファミマからわずか100メートルの至近距離。ファミマの店員は、顧客への親切心からあっさりとライバルに商売を譲ったというわけだろうか?あるいは、コンビニ企業としてはライバルでも、店員同士は実は仲が良いという、田舎町ならではの一幕だったという可能性もある。店員がただ「ウケ」を狙っただけというのが真相という気もするが、本当のところは謎だ。

 この前代未聞の張り紙の写真はネット上にアップされ、台湾全土に知れわたることに。一体、店は何時間もぬけの殻になっていたのか、職務怠慢が暴露された店員はその後処罰を受けたのかどうか、ファミマ側はコメントを出していない。それにしても、勤務中に突然店を空けなければならなかった急用とは、一体何だったのだろう?