ニュース その他分野 作成日:2011年9月29日_記事番号:T00032821
行政院労工委員会(労委会)の王如玄主任委員は28日、立法院で行った答弁で、アルバイトの最低時給を2013年にも10~20%引き上げる方針を表明した。29日付中国時報が伝えた。
アルバイトの時給は、労委会の基本工資(最低賃金)審議委員会が定めた一般勤労者の最低月額賃金に上乗せする形で設定される見通しだ。現在の最低月額賃金は1万7,880台湾元(約4万5,000円)で、これを法定労働時間の182時間で割ると、最低時給は98元となる。上乗せが決まれば、最低時給は120元以上まで上昇する可能性がある。
これに先立ち、馬英九総統は今月16日、「アルバイトの賃金は(現在の)最低月額賃金と分離して計算することが可能だ」と発言し、アルバイトの賃上げを検討すべきとの考えを示していた。王主任委員の発言は、馬総統の発言内容から一歩踏み込んだものだ。
王主任委員は「雇用主が自発的に最低給を上回る時給を支払うことは少ない。一方で月給制の勤労者が受け取る賃金は最低賃金を大きく上回っている。労委会としては、必要に応じて、アルバイトの勤労者の合理的な待遇を確保する必要がある」と説明した。
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