ニュース その他製造 作成日:2011年9月29日_記事番号:T00032828
中国太陽電池大手、無錫尚徳太陽能電力(サンテック・パワー)が28日、新たに設置した生産能力600メガワット(MW)の生産ラインが正式に稼動したと発表した。同社の生産能力は、昨年末時点の1.8ギガワット(GW)から33%増強されて2.4GWに拡大することになり、現在、市況低迷や太陽電池価格の下落により拡充計画の見直しや稼働率の調整を余儀なくされている台湾の太陽電池メーカーは懸念を強めている。29日付経済日報が報じた。
茂迪(モーテック・インダストリーズ)、昱晶能源科技(ジンテック・エナジー)、新日光能源(ネオソーラーパワー)など台湾の太陽電池メーカーは第2四半期、軒並み赤字を計上しており、上半期通期でも黒字となったのはモーテックのみだった。証券会社によると、太陽電池価格は現在1ワット当たり0.7米ドル以下で、一部メーカーは下半期も損失が拡大する可能性もある。
太陽光発電産業の調査会社、米Solarbuzz社は、今年太陽電池メーカー全体の生産能力は5割以上拡大するが、末端市場の需要増は25%以下にとどまり、供給過剰は避けられないと指摘。メーカーが新規ラインの拡充を抑制しなければ、来年の市況はますます厳しくなると警告した。
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