29日付電子時報によると、鴻海科技集団（フォックスコン）の郭台銘董事長が今後５年間で30%の人員を削減し、同時に生産能力倍増目標を達成するという内部通達を行ったとの観測が出ている。鴻海は「全くのでたらめだ」と完全否定した。
鴻海は、優秀な従業員は長期的な成長の礎で、福利厚生の向上や株主の権益確保に努め企業責任を果たすと強調した。
また、スマートフォン「iPhone」やタブレット型パソコン「ｉＰａｄ」など受託生産しているアップル製品の人気で鴻海の売上高は確保できており、増員を引き続き図っていると説明した。
ただ、中国の人件費増で、今年上半期の人件費は前年同期比54.5％増の907億台湾元（約2,300億円）に上った。このため、合理化・自動化・無人化を進め、今後３年でロボット100万台を導入する計画だ。
