ニュース 電子 作成日:2011年9月30日_記事番号:T00032865
マザーボード大手の技嘉科技(ギガバイト・テクノロジー)は、通信用半導体大手の米クアルコムと協力し、中国スマートフォン市場の開拓に乗り出した。ギガバイトはカスタマー・リファレンス・ボード(CRB)を提供する形で、中国の通信キャリア、携帯電話端末メーカーへの売り込みを図っている。30日付工商時報が伝えた。
中国では、通信キャリア大手の中国聯合網絡通信(チャイナ・ユニコム)が価格1,000人民元(約1万2,000円)のスマートフォンを発売するなど、スマートフォンが低価格化に伴い急速に普及する見通しだ。ギガバイトは中国市場に食い込むことで、今年は携帯電話用マザーボード事業で損益均衡を目指している。
ギガバイトは近年、携帯電話端末の自社ブランドをロシア、フランスなど一部の市場に出荷したが低迷している。また、携帯電話用マザーボード市場にも参入したが、大手ブランドは提携の受託メーカーのマザーボードを採用するケースが多く、ギガバイトからマザーボードを外部調達するケースはまれだった。
このため、ギガバイトは今後スマートフォンの普及が見込まれる中国市場で、「白牌(ノーブランド)」や「山寨機(さんさいき)」と呼ばれる大手ブランド製品に類似した低価格携帯電話向けにもすそ野を広げ、低価格のマザーボードを売り込む戦略を取った格好だ。
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