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遠東新、中国合弁ビール事業に2千万ドル出資


ニュース 食品 作成日:2011年10月3日_記事番号:T00032900

遠東新、中国合弁ビール事業に2千万ドル出資

 遠東集団(ファーイースタン・グループ)傘下の化学繊維メーカー、遠東新世紀(旧遠東紡織)は9月30日の董事会で、ベルギーのマルテンスと合弁のビール事業である中国・麦氏卡里萊ヒ酒貿易(上海、ヒは口へんに卑)と中比ヒ酒(蘇州)に計2,000万米ドルを追加投資することを決めた。経済部投資審議委員会(投審会)に認可を申請する。1日付工商時報が伝えた。

 遠東新は2007年にマルテンスと提携して中比ヒ酒を設立、ビール用ペットボトルを製造している。同社は過去にキリンビールやアサヒビールなど向けの製造を請け負っていた。しかしコスト上昇と粗利低下に伴い、青島ビールと受託製造契約を結び、これにより粗利益率が上昇した。ボトリングなどのサービスも含む一貫作業を最大の強みとしている。

 また、麦氏卡里萊ヒ酒で製造した自社ブランドビールは中国と台湾で販売している。環境保護意識の世界的な高まりを受けて、遠東新はペットボトル入りビールを将来の発展の主力とする考えだ。