ニュース 電子 作成日:2011年10月3日_記事番号:T00032904
欧州で過剰在庫の消化を進めてきた宏碁(エイサー)は、9月からの出荷量が正常に回復したもようで、王振堂同社董事長は、第4四半期は少額ながら利益を計上し、黒字転換を果たす可能性があるとの見方を示した。1日付工商時報が伝えた。
欧米市場の見通しについて王董事長は、債務問題の影響で慎重視しており、解決に時間はかかるとしながらも、各国指導者の対策を信じていると強調した。
エイサーはパソコン市場で大きな成長力を持つ中国での展開も積極的に進めている。新たな生産拠点とする重慶も、欧州までを結ぶ鉄道が開通しドイツまで15日での運送が可能になるなど、運送面の不安が解消され、パソコン業者にとって中国沿海地区での労働者不足解消に有利な状況となった。
また、このほど発売した薄型軽量ノートパソコン「ウルトラブック」の「Aspire S3」については、10月には同製品の出荷台数が数十万台に上ると予測している。
証券会社は、エイサーが9月単月で損益均衡、第4四半期に黒字転換を果たすとみている。
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