ニュース 運輸 作成日:2011年10月4日_記事番号:T00032913
日台の税関当局は3日、アジア域内で貨物の輸出入や船舶・航空機の出入港に関する業務のシングルウィンドー化に向けた共同シンポジウムを開き、台湾財政部の黄定方・常務次長は、台湾でも2013年7月からのシステム稼働を目指す方針を表明した。4日付工商時報が伝えた。
シングルウィンドーとは、関係する複数のシステムを相互に接続・連携することにより、1回の入力・送信により、複数の手続きを同時に行えるようにするもので、通関手続きの短縮とコスト削減を図ることができる。
財政部は、年間15億8,000万台湾元(約40億円)のコスト削減につながると試算している。内訳は作業コスト(7億2,000万元)、関連業者の人件費(8億5,000万元)となっている。
日本では、2008年に税関手続きのほか、関係省庁システムの一体的運営を図った新たなシングルウィンドーが稼働し、10年には貨物の輸出入や船舶・航空機の出入港にわたる行政手続きのシングルウィンドー化を達成している。
台湾は日本と共に、アジア太平洋経済協力会議(APEC)加盟国・地域の中で、シングルウィンドーのモデル的役割を果たしたい構えだ。
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