ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2011年10月4日_記事番号:T00032928
中国鋼鉄(CSC)は、4基の高炉と関連鉄鋼工場や製鉄に必要な水資源確保のため、高雄港の埋立地で開発が進められる「南星計画区」(同市小港区)内に、台湾域内で最大規模となる1日の処理能力5万トンの海水淡水化プラント設置を計画している。投資額は40億台湾元(約100億円)以上となる見込み。4日付工商時報が報じた。
杜金陵・CSC執行副総経理によると、同社は現在、主に鳳山ダム(高雄市小港区)から1日に14万〜15万トンの水供給を受けているほか、その他用水の98%はリサイクルに頼っている。しかし、高雄では頻繁に水不足が発生し、大雨が降った場合でも濁りが強く使用できないことが多いため、大型淡水化プラントの設置を計画しているという。
用地についてCSCは現在、高雄市に協力を求めており、蕭丁訓・交通部高雄港務局長は、南星計画区内で駐車場として予定していた約10ヘクタールを同社に割り当てることで協議を行っていると語った。
またCSCは、高雄市の都市排水リサイクル計画にも参与しており、同社工場への水供給確保を図る。
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