ニュース 金融 作成日:2011年10月5日_記事番号:T00032946
格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・サービスは4日、国泰金融控股と傘下の生命保険会社、国泰人寿保険の投資格付けを引き下げた。5日付経済日報が伝えた。
国泰金控の格付けは「Baa1」から「Baa2」に、国泰人寿の財務能力格付けは「A3」から「Baa1」に引き下げられた。格付け見通しは「安定的」とした。また、損害保険会社の国泰産物保険に関しても、格付けは「A2」に据え置いたものの、格付け見通しは「安定的」から「ネガティブ」に引き下げた。国泰金控傘下で、格付けや格付け見通しに変更がなかったのは国泰世華銀行だけだった。
ムーディーズは、格下げ理由について、国泰人寿の収益力と資本力の低下を挙げた。特に、国泰人寿が保有する株式について、現在の相場環境で大幅な含み損拡大が発生していると指摘した。
欧州の金融危機や世界的な株安、台湾中央銀行の利上げ凍結などにより、台湾の金融業界は今年下半期の収益が不透明となっており、他の格付け会社による判断にも注目が集まる。
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