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日本でLED照明市場急拡大、台湾封止業者に恩恵


ニュース 家電 作成日:2011年10月5日_記事番号:T00032956

日本でLED照明市場急拡大、台湾封止業者に恩恵

 福島第一原子力発電所の事故をきっかけに日本で発光ダイオード(LED)照明市場が急速に拡大しており、台湾の関連メーカーに恩恵が及んでいる。特にパッケージング(封止)業者がその傾向が強く、光宝科技(ライトン・テクノロジー)は第2四半期に日本からの受注が倍増、隆達電子(レクスター・エレクトロニクス)はLED照明事業売上高の半分を日本市場から得ている。最大手の億光電子工業(エバーライト・エレクトロニクス)も今年、自社ブランドのLED照明製品で日本市場の開拓に取り組んでいる。5日付工商時報が伝えた。

 電子時報系の市場調査機関、デジタイムズ・リサーチ(DIGITIMES Research)の予測によると、今年の日本のLED照明市場規模は前年比約1.8倍の1,570億円。3月に起きた東京電力福島第1原子力発電所の事故で節電志向となり、LED照明への切り替えが急速に進んでいるようだ。現時点での市場浸透率は27.2%だが15年には約75%に拡大するとみられる。