ニュース 石油・化学 作成日:2011年10月6日_記事番号:T00032984
台塑集団(台湾プラスチックグループ)は、石油化学産業の高付加価値化を推進する政府戦略に沿って、第6ナフサ分解プラント(雲林県麦寮郷、通称六軽)第4期拡張計画に、本来第5期計画に含まれていたポリシリコン、合成ゴムの生産ライン建設を前倒しして含め、総投資額を400億台湾元(約1,000億円)規模とすることを決めたもようだ。6日付経済日報が伝えた。
業界関係者によると、台湾中油系の国光石化科技(KPTC)が環境影響評価審査をパスできず、計画縮小に追い込まれる中、台プラは第6ナフサの第5期拡張計画を推進しても、認可が得られる可能性は低いと判断。第5期の一部前倒しを決めたとみられる。
投資計画はグループ内部で「第4.6期計画」と呼ばれており、台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)が主導している。内容は廃棄物回収施設などが含まれるとされる。
なお台プラ幹部は5日、合成ゴムの水添スチレンブロック共重合樹脂(HSBC)プラントの建設に2億米ドルを投資する意向を明らかにしている。新プラントは台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)と米クレイトンポリマーの折半出資による合弁事業で、2013年の操業開始を見込む。
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